aがある時、ない時って何が違うの?
今日、初心者の方に基礎文法レッスンをしていたところ、ある生徒さんから質問がありました。
I’m a teacher. 私は先生です。
She is tired. 彼女は疲れています。
で、どうしてtiredにはaがついていないのか?
正直、驚きました。なぜって、この微妙な違い、英語をやり始めてまだ数回目のレッスンで気づいていただけるとは、思っていなかったのです。
aは、冠詞と呼ばれ、基本的に名詞の前につきます。また、その名詞は数えることができる種類の名詞でなければなりません。
I am a teacher. 私は先生です。
主語(S) be動詞(V) 補語(C)
この表現では、「先生」は主語の「私」について説明しており、I=a teacherとなっています。
このように、主語を補足する存在が、英語では補語と呼ばれます。
そして「先生」という言葉は、名詞であり、「私」の説明でもあるわけです。また、「私」という存在も世界に一人しかいません。そこで、「ひとり」と数えられる「先生」という言葉は、数えられる名詞と考えるのです。
だから、teacherには、aをつけなければいけないのですね。
一方、
She is tired. 彼女は疲れています。
主語(S) be動詞(V) 補語(C)
こちらも文法上は、先ほどの分と同じくSVCの文章です。tiredは、疲れている、という状態を表す形容詞であり、 She=tiredです。疲れている、という状態は、彼女についての説明ですので、この言葉はSheにとっての補語なのです。
さぁ、違いは何でしょう?
一つ目の文章の補語は「先生」という名詞であり、二つ目の文章の補語は「疲れている」という形容詞なのです。
つまり、冠詞は名詞には基本的に必要ですが、形容詞にはつけなくてよいのです。
分かりましたか?・・・これまでなんとなくつけたりつけなかったりしていた方、案外いたりして(笑)。
[まとめ]
形容詞→冠詞は要らない
名詞→冠詞は要ることの方が多い
[問題]
次の文が合っている場合はマル、間違っている場合は直しなさい。
① He is teacher.
② She is a beautiful.
——
正解は
①× 正しくは、He is a teacher. (彼は先生です。)「先生」は名詞です。
② × 正しくは、She is beautiful. (彼女は美しい。)「美しい」は形容詞です。
単語が名詞なのか形容詞なのか、など、品詞を理解することが、冠詞マスターへの道ですね。それではまた明日!








