私が英語が得意になったワケ

私が英語に興味を持ち始めたのは、確か中3か高1くらいでした。

中学校のころ、成績は普通、特に勉強も好きじゃありませんでしたが、中2の冬休みに、親友が行っていた塾の冬期講習に誘われて行ってみたのが運のツキ。勉強して分かる楽しさを覚え、それから1年間だけ、母子家庭で大変だった母に頼み込んで、塾にいかせてもらいました。

英語は、大人ぶって古本屋でマドンナのCDを買い、ジャケットの歌詞と曲を聴き比べながら、「ぜんぜんわかんないな~」という感じでしたが、それでもなんとなく、いつかその歌詞を見ながら歌えるようになりたいと思っていました。

塾で頑張ったおかげで、札幌の良い進学校に入ることができ(北海道立札幌東高校)、その後は学校の素晴らしい先生方のおかげで、英語が大好きになりました。

また、外国人と話すことに大きな興味を持った出来事が、高2の私に起こりました。

それは、カナダに1年留学していた、1年上の先輩が同じクラスに入ってきて、彼女のカナダで鍛えた素晴らしい発音に心からあこがれたこと、そして、ニュージーランドからの交換留学生が同じく私のクラスに入り、彼女たち二人と同じグループで仲良くできたことでした。

そのころの私は、机に向かってやる英語は得意でも、彼女たちの会話に入っていけず、しゃべった経験も皆無なので、聞き取ることも口を挟むこともできず・・・。

元来負けず嫌いな性格なので、うらやましいながらも、いっつも「くそっ」って思ってました(笑)。

それで、色々頑張りましたが、自分でも今になってほほえましいのは、学校帰り本屋に寄って、「ネイティブっぽく聞こえる発音の本」を買ったこと。

そこには、たとえば

should have done

が、シュッド ハブ ダンではなく、シュダヴダン と書かれていました。

その本を読み、一語一語を正確に発音するのではなく、省略して抑揚をつけることがネイティブっぽく発音できるコツなのかと、目からウロコが落ちた気分になりました。

その本で、こそこそ家で発音を練習していた私(笑)の努力が、なんとなくクラスで目立ち始めました。

英語のリーディングの時間、当てられて英文を読んでると、クラス中がひそひそ。

「おい、あいつ何だか最近変わったぞ」

さりげなく聞こえないフリをしながら、内心かなりのガッツポーズ。

カナダに留学した彼女に、留学していない私が近づく、ということが、当時の私のモチベーションでもありました。留学、というのは、当時経済的に家庭が厳しかった私にとって夢のまた夢でしたし、奨学金などを頼ってというのも面倒くさそうで、私は何とかお金をかけずして英語を話せるようになることにこだわっていました。

たった千円くらいの本で、こんなにも成果を出せた自分に、ちょっぴり自惚れてもいたと思います。

そして、さらに私にチャンスが来ました。北海道内の高校で競われる、英語スピーチコンテストの高校代表に、英語の先生から直々に選んでいただき、突然英語のスピーチをしなければならなくなったのです。

スピーチは既に出来上がっており、地球の環境破壊に関するものでした。それを、ニュージーランドの留学生に朗読してもらったテープをいただき、私と彼女の特訓が始まりました。

抑揚、間、など、とにかく、大好きな歌を自然に覚えてしまうような感覚で、私は彼女のテープをほぼ完璧にマスターしました。

その中で、発音記号についても徹底的に研究しました。

(これは、後のセンター試験でも必須項目だったので、ここで攻略しておいたことで受験にも役立ちました)

どのくらい完璧だったかというと、本番のとき審査員に

「あなたの英語は少し訛っているけど、どこで学んだのか?」と言われてしまったほどです。

要は、ニュージーランドの発音をマスターしすぎてしまい、標準のアクセントからちょっぴり遠ざかっていたようです。これには、聞きにきてくれた彼女も先生も苦笑い。

あいにく優勝はできませんでしたが、そこに出て審査員の前でしゃべった自分には、また何か新しい自信がつきました。

それからの私は、ジェットコースターのように調子よく、人生のピークに向けて上っていきました。

やればやるほど結果がついてきて、勉強することが楽しくて仕方ありませんでした。

こんな風に、若いころ、小さいころに成功して何かを手に入れた経験があると、人には心の頑丈さ、強さが自然に身につくものだと思います。

その基本的なタフさ、ポジティブさが、その後の人生を大きく左右するんですよね。だって人生って、心持ちでどうにでも変わり得るチャンスなのですから。

逆に、挫折した経験があると、初めは何でもネガティブに考えてしまったりして、ますます悪い方にしか人生が進まないこともあると思います。失敗するのが怖くて、新しい一歩をあゆむのに躊躇することもあるでしょう。

それでも、いつかそれを乗り越えたとき、ひとまわりもふたまわりも成長した自分に対面できますね。

私は、学生時代に英語に出会えて、たくさんのチャンスをもらい、本当に幸運だと思っています。そこで成功したことで、私も自信がつきました。

あまりネガティブなことは書くべきではないのですが、もともとすごく挫折の多い、苦しい子ども時代でした。

大好きだった両親が離婚し、父親と離れ離れになり、母子家庭、生活保護でいじめられ、弟や妹の手前弱音を吐けず、いつも頑張っていた母の片腕になりたいと、背伸びをして生きていた子ども時代でした。

子ども時代には、20歳までに死にたいと毎日思っていました。

大人になったとき、どんな世界が待ち受けているのか、怖くて想像ができず、自分が大きくなることが嫌で仕方ありませんでした。

自分がどうして生きているのか分からず、誰に素直になったらいいのか分からず、ラジオをききながら泣いていた夜が、どれほどあったことか・・・。

そんな子ども時代が、今のこの超ポジティブで明るく元気な私からは、きっと誰も想像できないのです。

そして、そんな辛さを経験していた私にとって、英語を頑張れば頑張っただけ結果が出る自分は、本当に新しい、かっこよい自分であり、その後の人生において、是が非とも失いたくない、守っていきたい自分でした。

だから、ここまで英語を頑張れたのかもしれませんけどね。

ここまで読んでくれた皆さんに言いたいのは、もしかしたら私が単にラッキーな英語の取得者だとお思いかもしれない皆さんに、私が実はものすごく低~いところから這い上がるために、英語に助けてもらったことを、分かっていただきたいのです。

そんなにうまい話は人生にはありません。私は、もともと、そんなに頭もよくありません。

「英語を勉強してもうまくならない。」

もしそうひがんだり、がんばることに疲れてしまった人がいたら、私は絶対にあきらめないこと、あの手この手でしがみつき前に進み続けること、その強さを、皆さんに与えたいですし、サポートしていきたいのです。

このブログでは、私がこれまでの経験で培った英語の勉強の仕方など、英語に関することは何でも書いていきます。どうぞ、気になったことがあれば気軽に聞いていただきたいですし、ためになると思ったことは、是非書き写してトイレにでも貼って欲しいのです(笑)。

なぜって、実際、そういった小さいことの積み重ねが、大きな成果に繋がるのですから・・・。

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